Libellula angelina Selys, 1883
ベッコウトンボ [べつかふとんぼ]

Nomen Japonicum est Beccō-tonbo. Tonbo est lingua Latina libellula(odonata).
Sunt non videntur nunc in Corea. (deletus?)

"絕滅(絶滅)のおそれのある野生動植物の種の保存に關する(関する)法律"の對象(対象)となる 國内希少野生動植物種(国内希少野生動植物種)に指定されてゐて(いて)、日本國内(日本国内)では 生きた個體(個体)の捕獲や殺傷が禁止されてゐる(いる)。(捕獲には國(国)の許可が必要)
翅の模樣(模様)が獨特(独特)。♂は成熟すると全身が黑く(黒く)なる。
アシ、ガマなどの背の髙い(戻い)植物が茂る 池や濕地(湿地)に生息。
生息地が 人の住處(住処)の近くにあることが多く、開發(開発)の對象(対象)となったことが 數(数)が減った大きな理由だと言はれる(言われる)
大分縣(大分県)中津市にある生息地は、かつて人が貯水池として使ってゐた(いた)場所。 貯水池として使はなく(使わなく)なり(手入れがされなくなり)、植物が茂りすぎたことが 數(数)が減った大きな原因とされてゐる(いる)
靜岡縣(静岡県)磐田市にある生息地の場合は、アメリカザリガニが大量發生(大量発生)した次の年や、 大渇水の翌年などに急激に數(数)が減ったと言ふ(言う)。周りに生息地が無く、飛んでくることは考へにくい(考えにくい)ので、 一度絕えてしまへば(絶えてしまえば)復活は望めない。 外來種(外来種)からヤゴを守るといふ(いう)意味も込めて、沼の近くで人工飼育もしてゐる(いる)が、 增殖實驗區域(増殖実験区域)で羽化しても また そこに戾って(戻って)きて産卵してゐるやうで(いるようで)、なかなか 沼には戾らず(戻らず)にゐる(いる)。 (沼の環境が囘復(回復)すれば戾って(戻って)ゆくのか、それとも 單に(単に)人工的な場所が好きなのか。)
羽化の後は、池の近くの草原などに移動する。 ♂は成熟すると池へ戾り(戻り)繩張り(縄張り)を張るが、♀は交尾と産卵のときしか池へ戾らない(戻らない)
日本では、本州(東北地方南部以西)、四國(四国)、九州に分布してゐる(いる)とされてゐる(いる)が、 現在確認されている生息地は 全國(全国)でも數ヶ所(数ヶ所)
日本の他には、中國(中国)と朝鮮(韓國(韓国))に分布してゐる(いる)が、 朝鮮では絕滅(絶滅)した可能性が髙い(高い)。中國(中国)では調査不足で生き殘ってゐる(残っている)かどうかは不明だったが 2024年に北京で確認された。
舊環境廳(旧環境庁)のレッドデータブックでは絕滅危惧(絶滅危惧)種、 環境省のレッドリストでは絕滅危惧(絶滅危惧)IA類に指定されてゐる(いる)
日本國(日本国)高知縣(高知県)土佐市の天然記念物。

(Sina)
(Corea)
(Japonia)

Dis.
Sina, Corea(del?), Japonia
中國(中国)、朝鮮(del?)、日本


m. 24.v.2003 Nacathu-shi Oita Japonia
日本國 大分縣 中津市 (舊曆/平成十五年四月廿四日)


m. 29.iv.2005 Ivata-shi Sizuoca Japonia
日本國 靜岡縣 磐田市 (舊曆/平成十七年三月廿一日)


m. 30.iv.2005 Ivata-shi Sizuoca Japonia
日本國 靜岡縣 磐田市 (舊曆/平成十七年三月廿一日)


m. 30.iv.2005 Ivata-shi Sizuoca Japonia
日本國 靜岡縣 磐田市 (舊曆/平成十七年三月廿一日)


m. 30.iv.2005 Ivata-shi Sizuoca Japonia
羽化不全: 日本國 靜岡縣 磐田市 (舊曆/平成十七年三月廿一日)