Planaeschna milnei milnei (Selys, 1883)
ミルンヤンマ
Nomen Japonicum est Milun-janma.
Milun(Milne) est nomen hominis, janma est lingua Latina magna libellula(odonata).
Aeshna milnei est initium nomen.
Thorax paulo parvus est.
Japonica propria species est.
最初は、ルリボシヤンマ屬AeshnaのAeshna milneiとして發表(発表)されてゐた(いた)。
種小名のmilnei(milne)は人名。明治時代に來日(来日)したイギリス人教師 John Milne氏に獻呈(献呈)されたもの。
やや小柄なヤンマ。全體(全体)のバランスのわりに 胸部が小さい。
♂は第2腹節に耳状突起がある。
正面から見ると、前額は 大部分が黑い(黒い)ものの、左右 に塗り殘しのやうに(塗り残しのように)黑くない(黒くない)部分がある。
身體(身体)が柔らかく、捕獲後に 手で摑んでゐると(掴んでいると)、腹部を くるくる卷いて(巻いて)自分で自分を嚙みさう(噛みそう)になるぐらゐ(ぐらい)である。
薄暗いところを好む傾向があるやうで(ようで) 明るい場所にはあまり出てこない。
♀を探してゐる(いる)のか 山道で 妙に地面スレスレを飛ぶ姿も見かける。
複眼の色が 顏(顔)の側面で分かれてゐる(いる)トンボは多いが、本種は 複眼の上側にまで層の分かれ目のやうな(ような)ものがある。(右寫眞(写真))
トンボの複眼は 上部と下部で 認識できる波長(=色)に違ひ(違い)があるのだが、それと關係(関係)があるのだらうか(だらうか)。もし、下部のセンサーが 複眼の上部にまで 食ひ(食い)込んでゐる(いる)のであれば、暗い環境に特化した眼といふ(いう)ことなのかもしれない。
日本の特産種。北海道の南部から本州、四國(四国)、九州に分布するが、北海道と東北地方北部では産地は限られる。
Dis.
Japonia
日本
m. 12.ix.2018 Hanava-mathi Fucusima Japonia
日本國 福島縣 塙町 (舊曆/平成卅年八月三日)
f. 12.ix.2018 Hanava-mathi Fucusima Japonia
日本國 福島縣 塙町 (舊曆/平成卅年八月三日)
m. 25.viii.2004 Shimanto-shi Cautium Japonia
日本國 高知縣 四万十市/舊中村市 (舊曆/平成十六年七月十日)
m. 6.viii.2014 ab Hanava-mathi Fucusima Japonia
日本國 福島縣 塙町 産 (舊曆/平成廿六年七月十一日)
m. 4.viii.2014 ab Hanava-mathi Fucusima Japonia
日本國 福島縣 塙町 産 (舊曆/平成廿六年七月九日)
m. 4.viii.2014 ab Hanava-mathi Fucusima Japonia
日本國 福島縣 塙町 産 (舊曆/平成廿六年七月九日)
larus 22.x.2003 a Minamisoma-shi Fucusima Japonia
ヤゴ: 日本國 福島縣 南相馬市/舊鹿島町 産 (舊曆/平成十五年九月廿七日)
larus 13.viii.2003 a Minamisoma-shi Fucusima Japonia
ヤゴ: 日本國 福島縣 南相馬市/舊鹿島町 産 (舊曆/平成十五年七月十六日)
larus 13.viii.2003 a Minamisoma-shi Fucusima Japonia
ヤゴ: 日本國 福島縣 南相馬市/舊鹿島町 産 (舊曆/平成十五年七月十六日)