Zyxomma obtusum Albarda,1881
コフキオオメトンボ [こふきおほめとんぼ]

Nomen Japonicum est Cofuci-oo-me-tonbo. Cofuci est pulverem afflare, oo est magnus, me est oculus, tonbo est libellula(odonata).

和名の由來は、粉吹き大眼蜻蛉。
♂は 成熟すると全身に白い粉を吹く。翅も やや白い。
翅先は 黑い(黒い)。♀の翅斑は 消失してゐる(いる)こともある。
季節(季節)によって日沒(日没)の時間が變はる(変わる)ので 時刻で斷言(断言)はしづらいが、夕方、日暮れ(空が完全に暗くなるタイミング、日沒(日没)の30分後ぐらゐ(ぐらい))の1時間前頃から活發(活発)に飛び始める印象。
♂は、直線的に追ひ(追い)かける よくある繩張り爭ひ(繩張り争い)もするが、たまに、2頭が8の字型に クルクルと囘ってゐる樣子(回っている様子)も見かける。ダンスを踊ってるわけではないと思ふ(思う)が、何分も同じ場所でやり續けてゐる(続けている)時もあり、この狀態(状態)に陷る(陥る)と あまり緊張感はない。漁夫の利で まとめて仕留めてくださいと言はん(言わん)ばかりの狀況(状況)だが 大丈夫なのか。見てる分にはいいけれども。
日本では、沖繩縣(沖縄県)の北大東島と南大東島に分布。西表島には定着したと見られる。 黑島(黒島)と波照間島でも 記錄(記録)あり。(八重山諸島では 時々 確認される。)
なほ(なお)、2025年9月より、竹富町(西表島・波照間島の管轄)では 特別希少野生動植物に指定され 捕獲はできなくなった。(數(数)を減らしてゐる(いる)在來種(在来種)ではなく、近年 飛來(飛来)・定着して增えてゐる(増えている)種であるため、指定自體(指定)は疑問ではある (※人爲的(人為的)に持ち込まれてゐる(いる)わけではないので外來種(外来種)ではない)。島外からのマナーの惡い(悪い)一部の採集者(採集者)と地元との軋轢、地方の衰退による行政の人材不足(生物保護の專門家(専門家)の不足)、といった事態で このやうな(ような)ことに陷ってゐる(陥っている)と思はれる(思われる)。)

Dis.
Asia
アジア(南東部)


m. 22.vii.2024 Ishigaci-shi Ocinava Japonia
日本國 沖繩縣 石垣市 (舊曆/令和六年六月十七日)


m. 20.vii.2025 Ishigaci-shi Ocinava Japonia
日本國 沖繩縣 石垣市 (舊曆/令和七年六月廿六日)


m. 19.viii.2020 Ishigaci-shi Ocinava Japonia
日本國 沖繩縣 石垣市 (舊曆/令和二年七月一日)


m. 21.vii.2024 Ishigaci-shi Ocinava Japonia
日本國 沖繩縣 石垣市 (舊曆/令和六年六月十六日)