カワトンボ[かはとんぼ]・ムカシトンボ・サナエトンボ[さなへとんぼ]・エゾトンボ・アカネは、中サイズの三角紙に入る。
(コオニヤンマやオオヤマトンボ[おほやまとんぼ]など一部を除く。)
ヤンマ・オニヤンマは、大以上大きさの三角紙でないと入らない。
イトトンボは、小の三角紙に入るものが多い。
特大の三角紙は、使ふ機會(使う機会)は まづ(まず)ない。
展翅したヤンマを どうしても三角紙に入れたい時には 使へる(使える)が。
三角ケースに入れて持ち歩く三角紙は、大と中で十分。特大は三角ケースに入らないし、小は小さすぎて出し入れに不向き。
特大と小は、家に歸って來て(帰って来て)から 移し入れるための三角紙としてなら使へる(使える)。
昆蟲(昆虫)採集用品の專門店(専門店)では 折られた状態で賣ってゐる(売っている)やうだが(ようだが)、
パラフィン紙そのものは 文房具店などでも賣ってゐる(売っている)。
後者(後者)の場合、買った状態から、半分、また半分…と(細長くならないやうに(ように))切っていくと、
適當な(適当な)大きさになる。
(折った三角紙は 厚みのある本などにしばらく挾んで(挟んで)おくと、折り目が より きれいになる。)
グラシン紙やトレーシングペーパーなど パラフィン紙と似た紙もあるが、三角紙の役割さへ(さえ)分かってゐれば(いれば)必ずしも パラフィン紙である必要はなく、新聞紙などを使っても問題ない。 ただし、硬い紙を使ふ(使う)と(特に未熟なトンボは)複眼や胸部が潰れてしまふ(しまう)こともあるので注意。 (メモ帳の紙なんかは 案外 硬い。)