交雜種(交雑種)
違ふ(違う)種が交配して生まれた種。雜種(雑種)のこと。
ギンヤンマ(ギンヤンマ屬(属))×クロスジギンヤンマ(ギンヤンマ屬(属))→スジボソギンヤンマなど。
交雜(交雑)は同屬間(同属間)でのみ起こると言はれてゐる(言われている)。
また、交雜種(交雑種)に生殖能力はないとされてゐる(いる)が、
スジボソギンヤンマ♀の産卵(同屬(同属)の♂と交尾したものと思はれる(思われる))が確認されたこともあり、
なほかつ(なおかつ)、その卵が孵って無事に成長(羽化)したことも確認されてゐる(いる)。
生殖能力がないのではなく、單(単)に、交雜種(交雑種)の産卵や
交雜種(交雑種)を親に持つ個體(個体)が 確認されてゐなかった(いなかった)だけなのか。
近年、遺傳子(遺伝子)解析による分類の見直しも進んでをり(おり)、交雜種(交雑種)に關しても(関しても)、見た目から推測されてゐた(いた)組み合はせ(組み合わせ)が訂正される例も多い。
性モザイク
性別は♀なのに 右の翅だけ♂の特徴を持ってゐる(いる)など、♂♀兩方(両方)の特徴を持ってゐる(いる)もの。
左半分と右半分で キッチリ♂♀分かれて現れることが多いらしい。
トンボ以外の昆蟲(昆虫)の他、鳥などにも ごく稀に見られる。
雌雄モザイク、雌雄型、雌雄兩型(雌雄両型)、ギナンドロモルフ、ジナンドロモルフ(Gynandromorph) とも言はれる(言われる)。
ヤンマタケ…菌界 子嚢菌門 核菌綱 麥角菌目(麦角菌目)Stilbellaceae科、Hymenostilbe odonatae Kobayasi。
冬蟲夏草(冬虫夏草)の一種。シュイロヤンマタケといふ(いう)種類もあるらしい。
ラテン語でトンボはlibellula(リベルルラ、リベッルラ)。
(ヨツボシトンボ屬(属)の學名(学名)のLibellulaに由來(由来)するものなのか、
元々 トンボを表す言葉がLibellulaで、それが學名(学名)に そのまま使はれた(使われた)のかは よく分からない。)
分類上の蜻蛉目[トンボ目]の名である Odonata(オドナタ)が使はれる(使われる)こともある。(Odonataはギリシャ語由來(由来)の言葉。)
ちなみに、libellulaは女性名詞。ラテン語の名詞には 言葉ごとに性があるが、これは文法上の決まりごとで、喋る人の性別とは 關係(関係)ない。
關聯(関連)ページ: ラテン語の讀み方(ラテン語の読み方)