標本のつくり方


1.脱糞

捕獲後、しばらく三角紙に入れたままにしておく。
トンボに體内(体内)のフンを排出させることによって、標本を腐りにくゝ(腐りにくく)する。
(すぐ、冷凍庫で殺してしまふ(しまう)人もゐる(いる)。)

2.腸(はらわた)を取る

→トンボの内臟(内臓)の寫眞(写真)があります。 それでも構はない(構わない)といふ(いう)方は ここをクリックして進んで下さい。

この作業は やらなくても問題はない。
イトトンボなどの細いトンボや小型のトンボは、細かくて大變(大変)なので 大概 この工程は省かれる。

3.芯を入れる

トンボの死體(死体)が硬直しないうちに、首のつけね(又は腹部の先)から芯を入れる。
芯は、腹部から胸部まで通るやうに(ように)し、餘った(余った)部分は切る。
芯を入れることによって、乾燥した腹部がバラバラになるのを防ぐ。

トンボの腹部に芯を通す例

裂く 芯は、竹串を細く削ったものや、ヱノコログサ(エノコログサ)(=猫じゃらし)の茎を 乾燥させたものを使ふ(使う)。 芯が太すぎるときは、裂いて細くする。(右寫眞(写真))
未熟なトンボは、無理に芯を入れやうと(ようと)すると 胸部がつぶれてしまふ(しまふ)ことがある。 上手く芯を刺せない時は 刃物で胸部を少し切ると良い。 體(体)の頑丈な 大型のトンボにも有效(有効)

芯を入れる 芯を入れる 芯を入れる

芯を入れる 芯を入れる 芯を入れる

4-a.展翅標本にする

4-b.橫向きの標本にする(横向きの標本にする)


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